スター・トレック

トレッキー垂涎。

アメリカではスター・トレックオタクのことを”トレッキー”と言うんだそうだけど
そんな言葉があるくらいこのシリーズは何十年も愛され続けている。
子供のころ再放送がやっていてよく観ていた。
冬になってタートルネックを着せられると耳を引っ張って「スポック」の真似をするのが流行った。
そんなノスタルジーを感じる楽しみもあるし、今回の作品はいわば”エピソード0””ビギンズ”
という扱いで若き日のカーク船長とスポックの物語だ。
以前テレビで監督のエイブラムスがこの映画について語っていたんだけど
「理想的なリーダーの資質」としてのカークとスポックを対比させているらしい。
地球人であるカークは直感的でタフで熱い。
絶対的に不利な状況でも諦める姿勢をみせない。
一方、バルカン人と地球人のハーフであるスポックは基本的に論理的で冷静。
劇中でスポックが「この作戦が成功する確率は4.3%しかない」とカークに向かって言うところがあるんだけど
カークは「大丈夫だ」とだけ答える。
この台詞が象徴するようにふたりは180度真逆の性格であるけれども
理想のリーダーに求められる資質としてはどちらも必要なんだと思う。
これ、冗談抜きにこの映画をリーダーシップ研修とかマネージメントセミナーで観せて
「あなたはカーク派?スポック派?」と聞いて理想のリーダーの資質について
それぞれ何%くらいの割合がベストなのか討議させると面白いかもしれない。
自分が考えるベストはカーク70%スポック30%くらいかなぁ。
やっぱり、チームを引っ張っていくにはバイタリティと人間的な魅力と
多少無鉄砲なようにみえるくらいの大胆さと強いリーダーシップが必要なんだろうと思う。
もちろんスポックのような、客観的で感情に流されない論理的な一面も必要だけど。
そういえば、「R2−D2」がちらっと出てるらしいんだけど
全然わかんなかったよ。
では、懐かしのテレビシリーズのカーク船長とスポックをどうぞ。